静岡県焼津市にある磯自慢酒造 株式会社のお酒。創業は天保元年(1830年)で代表銘柄は「磯自慢」。
原料米の「愛山」は「1941年に兵庫県により愛船117と山雄67を交配して開発された酒造好適米。栽培がしにくい為、あえて契約栽培してもらっていたものが最近は高級酒米として人気に。
今回の「磯自慢 愛山大吟醸」においては、特A地区吉川特等希少米 愛山100%(公式ホームページ:スペックリストより)ということで「特A地区」とは兵庫県の酒造好適米の産地の区分でA地区、B地区、C地区に分類され、「特A地区」の中でも兵庫県の南東部に位置する播州地域の三木市(吉川町、口吉川町)や加東市(旧東条町、社町東部)の「特A-a地区」、神戸市北区などの「特A-b地区」、それ以外の「特A-c地区」に分類される。今回は「特A-a地区」の吉川町の特等米。
「特等」は酒造好適米の等級で最上位から「特上」「特等」「一等」「二等」「三等」「等外」とあり、「等外」に格付けされた酒造好適米で造ったお酒は吟醸酒、純米酒、本醸造酒などの「特定名称」を名乗ることができず「普通酒」となるとのこと。
特A地区が産地の等級が上から2番目の栽培の少ない希少な酒造好適米を使ったお酒。
ボトルも特徴的で「グラッパ」とはイタリアで造られる蒸留酒の一種で、ブランデーと同じくブドウが原料であるがブランデーは主に白ブドウの果汁で造られるが、「グラッパ」は白ブドウに限らず黒ブドウの搾りかすからも造られる蒸留酒。
澄んだ口当たりから仄かな酸味と華やかさ。苦味のある余韻とアルコール添加の風味がやや後を引く。
原材料名:米、米麹、醸造アルコール
アルコール度数:16度以上17度未満
精米歩合:ALL50%
原料米:特A愛山100%使用
コメントを残す