【日本酒レビュー】narai passage:奈良井宿の「路(パッセージ)」から始まる、いちごミルクの甘やかな誘惑

長野県塩尻市、標高約940mの日本最長の宿場町に2021年に誕生したsuginomori brewery

看板銘柄「kinmon」「sankei」へと続くストーリーの第1章として発表されたのが、この**「narai passage(ナライ パッセージ)」**です。

「passage(パッセージ:路・一節)」の名が示す通り、naraiブランドの世界へ足を踏み入れるきっかけとなるよう設計された、みずみずしい低アルコールの一献を紐解きます。


 テイスティング:シルクの如き滑らかさと「和梨」の透明感

公式サイトの最新情報を裏付ける、驚きに満ちた味わいをレポートします。

  • アロマ(香り)開栓とともに広がるのは、いちごミルクを思わせる甘やかでやさしい香り。そこに柔らかなニュアンスが重なり、心を穏やかに解きほぐします。
  • フレーバー口当たりはシルクのように滑らか。テイスティングで感じた厚みのあるメロン感に加え、公式ノートにある瑞々しい和梨のような透明感のある果実味が広がります。アルコール13度(原酒)ならではの軽やかさの中に、安曇野産米のしっとりとした旨味が息づいています。
  • フィニッシュ微かなガス感がフレッシュさを演出しつつ、最後は清らかでやわらかい余韻へ。芳醇な酸味が全体を綺麗に整え、思わずもう一口と手が伸びる心地よい後味です。

 スペック詳細

項目内容
銘柄narai passage(ナライ パッセージ) 生酒
蔵元suginomori brewery(長野県塩尻市 奈良井宿)
原料米安曇野産米(ファームいちまる)
仕込み水奈良井の山水(硬度25以下の超軟水)
アルコール度数13度
精米歩合非公開(純米大吟醸クラス)
価格2,970円(税込・蔵元直販価格)

 ここが凄い!最新公式・プレス情報から深掘り

1. 標高1,000m超の天然水「横水」

1793年の創業当初から守られてきた仕込み水は、信濃川と木曽川の分水嶺付近の湧き水。奈良井宿に今も残る水場の一つ「横水」から引き込まれた、日本有数の硬度25以下という超軟水が、このお酒の「丸みと滑らかさ」の絶対的な土台となっています。

2. 「はじまり」を象徴するラベルデザイン

ラベルにはnaraiシリーズ共通の山並みが採用されていますが、よく見ると山を登る人とカモシカがさりげなく描かれています。日常の食卓やランチタイムに寄り添う、ブランドの「入り口(パッセージ)」としての役割がデザインにも込められています。

3. 徹底した「手作業」による希少性

洗米から仕込みまで全てが手作業で行われているため、生産量は極めて限定的。2025年12月の発表以来、モダンな日本酒ファンやレストラン関係者から熱い視線を集めている、まさに「今飲むべき」一本です。


 おすすめペアリング:公式サイト推奨の「美食体験」

軽やかな甘みと酸味を活かした、ジャンルを超えたペアリングが提案されています。

  • 和食:湯葉刺し、甘海老の塩麹和え素材の穏やかな甘みに、お酒の梨のような瑞々しさが重なります。
  • 洋食:ブッラータチーズと苺のサラダテイスティングで感じたいちごミルクの香りと完璧に同調。
  • 中華:蟹あんかけ豆腐蟹の濃厚な旨味を、13度の軽やかなキレがスッキリと引き立てます。

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