佐賀県三養基郡みやき町の天吹酒造 合資会社のお酒。以前に紹介した「天吹 純米大吟醸 バナナ酵母」がかなり個性的で印象に残っていたのでまた同じ天吹酒造のお酒が呑みたいなと思っていた時にSNS上で見かけて衝動買い。
銘柄名である「日下無双」は杜氏の「日下 信次」さんの名前を冠し、世界、天下に並ぶものがないほど優れているという意味をもつとのことで、以前は在籍されていた山口県岩国市の村重酒造 株式会社で製造されていましたが、現在は移籍をされての天吹酒造 合資会社で引き続き製造。
2種類の酵母を使用し別タンクで仕込んだお酒を絞った後に調合比率を調整しているというのは意外なイメージ。仙禽「HOPE!」であったり上喜元「be after」であったりブレンドとかアッサンブラージュ的なのは多いのか気になる。味が引き立つなら杜氏の技術的・経験的なもので唯一無二な仕上がりになるだろうし。
杜氏の名前が銘柄名に冠すというのも衝撃的だし、移籍して別の酒造会社から同名同デザインで販売されたというのも驚き。真っ赤な瓶というなかなかお目にかかれないインパクトから天吹酒造版では透明ラベルの印字とより際立つ。おりがらみ生ということもあり真っ白なおりが沈殿すると色彩のコントラストが楽しめる。
かなり滓が含まれているためか酒粕で作った甘酒のような口当たりから仄かな酸味と苦味がきて淡麗な後味となって諄くはない。見た目、バックボーン、味といろいろと楽しめておもしろい。
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール度数:16度
精米歩合:60%
原料米:山田錦
購入価格:720ml 1,650円
コメントを残す