茨城県の豊かな自然の中で、伝統を守りつつも常に革新的な挑戦を続ける来福酒造。
「福が来る」という縁起の良い名を持つこの蔵は、お米の個性を引き出すだけでなく、自然界の花から採取した「花酵母(はなこうぼ)」の先駆者としても世界的に知られています。
本作は、国営ひたち海浜公園の丘を青く染めることで有名な「ネモフィラ」の花から分離した天然酵母を使用。地元・茨城県産の酒米を60%まで磨き上げ、一切の加熱処理を行わない「生酒」のまま瓶詰めされた季節限定の逸品です。
可憐な花のイメージを心地よく裏切る、非常にメリハリの利いたエネルギッシュな味わいをレポートします。
| 項目 | 内容 |
| 銘柄 | 来福 特別純米酒 ネモフィラ花酵母使用 Baby Blue Eyes 生酒 |
| 蔵元 | 来福酒造(茨城県筑西市) |
| 原料米 | 茨城県産米 100% |
| 精米歩合 | 60% |
| 使用酵母 | ネモフィラ花酵母 |
| アルコール度数 | 15度 |
| 原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
| 製造年月 | 2026.4 |
来福酒造の最大の強みは、アベリアやナデシコ、ひまわりなど様々な「花酵母」を操る技術力です。茨城の象徴でもあるネモフィラから育まれたこの酵母は、テイスティングで感じた「爽快な酸味と、凛とした潔いキレ」を生み出す特性があり、まさに茨城のテロワールを表現するにふさわしい仕上がりとなっています。
裏ラベルにある通り、原料米には茨城県産米を100%使用。60%精米の「特別純米」というスペックを選ぶことで、大吟醸のような線の細さではなく、お米本来の持つ力強いコクやボディ感をしっかりと残しています。これが、後半の骨太な苦味やアルコール感の心地よさに繋がっています。
ネモフィラの英名である「Baby Blue Eyes」が刻まれたクリアブルーのボトルと、散りばめられた青い花のデザイン。視覚的な涼やかさと、飲んだ瞬間のサッパリスッキリとした清涼感が完璧にリンクしており、初夏の青空の下で冷やして飲むのにこれ以上ない季節感を演出しています。
しっかりとした酸味と強めの苦味の余韻があるため、少し油分のある料理や、初夏の食材と抜群の相性を見せます。