長野県の北信地方に位置する志賀泉酒造。
「一滴二滴」という控えめながらも力強い名は、文字通り「一滴一滴を大切に醸し、一滴一滴を大切に味わってほしい」という蔵の情熱が込められたブランドです。
今回ご紹介するのは、酒米の王「山田錦」を贅沢に50%まで磨き上げた純米吟醸。生原酒ならではのフレッシュさと、山田錦の品格が融合した、心躍る一杯を紐解きます。
一口含めば、北信州の清らかな空気のように澄み渡る果実味が広がります。
| 項目 | 内容 |
| 銘柄 | 一滴二滴(いってきにてき) 純米吟醸 生原酒 |
| 蔵元 | 志賀泉酒造(長野県中野市) |
| 原料米 | 長野県産 山田錦 100% |
| 精米歩合 | 50% |
| アルコール度数 | 15度 |
| 原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米) |
| 保存方法 | 要冷蔵(生酒) |
兵庫県産が有名な山田錦ですが、信州の寒暖差の中で育った「長野県産山田錦」は、よりシャープで綺麗な酸が出やすい傾向にあります。これを50%まで磨くことで、雑味を削ぎ落とし、テイスティングで感じた**「透明感のあるパイン感」**を引き出しています。
通常、生原酒はアルコール度数が高くなりがちですが、この「一滴二滴」は15度設計。原酒の濃厚な旨味はそのままに、スイスイと飲めるドリンカビリティ(飲みやすさ)を両立させている点に、志賀泉酒造の熟練の技術が光ります。
シンプルで気取らないラベルデザイン(image_22)は、中身の品質で勝負する蔵の姿勢の表れ。一口飲めば、その「ジューシーさ」と「キレ」のギャップに驚かされるはずです。
ジューシーな酸と苦味の余韻には、少し脂の乗った魚や、ハーブを効かせた料理がよく合います。