埼玉県羽生市にある南陽醸造 株式会社のお酒。万延元年(1860年)創業の酒蔵で、代表銘柄は「花陽浴(はなあび)」、「藍の郷」。
「純米吟醸」とは、原料が米、米麹、水のみで、精米歩合が60%以下、「吟醸造り」によって醸造されたお酒。
「吟醸造り」とは国税庁のHPには「吟醸造りとは、吟味して醸造することをいい、伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、かすの割合を高くして、特有な芳香(吟香)を有するように醸造することをいいます。吟醸酒は、吟醸造り専用の優良酵母、原料米の処理、発酵の管理からびん詰・出荷に至るまでの高度に完成された吟醸造り技術の開発普及により商品化が可能となったものです。」とのこと。
「無濾過生原酒」とは「無濾過」な「生酒」な「原酒」で、「無濾過」とは日本酒を搾った後に「濾過」をしていないもので、「濾過」をすることでお酒の色を透明にしたり不純物を取り除いたりする工程を行わないお酒。「生酒」は火入れを一度も行わないお酒。「原酒」は加水などを行わないお酒。
原料米である「雄町」は「山田錦」「五百万石」「美山錦」とともに四大酒造好適米の一つに数えられ、その中でも特に歴史が長いことから人気。栽培の難しさから生産が減少していたが昨今生産拡大が活発になり再脚光を浴びる。「オマチスト」と呼ばれるファンも結構見かける。岡山県内で栽培された雄町を「備前雄町」、その中でも赤磐産の雄町を「赤磐雄町」と呼んでいる。
甘い口当たりから華やかな厚みのあるパイン感。苦味の余韻ですっきりとした後味。
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:55%
アルコール度数:16度
原料米:備前雄町100%使用