茨城県日立市の森島酒造 株式会社の日本酒。明治2年(1869年)創業の酒蔵で代表銘柄は「大観」「富士大観」。

「森嶋」という銘柄で2019BYからリニューアルされた新しい銘柄で、森島酒造の「森島」なのかと思ったら蔵元杜氏の森嶋正一郎さんの「森嶋」ということ。森島酒造HPを見ると専務から南部杜氏の試験に合格し杜氏となった経歴ので自分の名字を冠するということはかなりの思い入れを感じる。 

 ラベルはシンプルなデザインで中央に石片の写真があり山田錦版は黒ラベルなこともありかなり目を引く、この石片は震災で崩れ落ちた大谷石蔵の石片で森島酒造の不屈のシンボルであり、「一石を投じる一杯を。」と裏ラベルに書いてあるとおり意気込みを感じる。

 原料米である「ひたち錦」は茨城県で初めて育成された酒米品酒で、「岐系89号」を母、「月の光」を父として交配されて2003年に品種登録された比較的新しい酒造好適米。

 仄かな酸味と尖った刺激からアルコール感と苦味の余韻が広がる。瓶燗火入れの割にフレッシュさを感じるとともに苦味の後味が辛口なのかなと思ったり。

 原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
 アルコール度数:15度(原酒)
 精米歩合:55%
 原料米:ひたち錦(酒造好適米)100%使用


DRY