龍勢 干支ラベル -午-

【日本酒レビュー】2026年午年の幕開けはこれで決まり!広島「龍勢 干支ラベル -午-」の力強い酸とアート

あけましておめでとうございます。


2026年の干支は「午(うま)」。新年の乾杯酒として、広島県竹原市の名門・藤井酒造からリリースされた**「龍勢(りゅうせい) 干支ラベル -午-」**をご紹介します。


毎年恒例となっている龍勢の干支シリーズ。今年は、舞書家・chad.氏による躍動感あふれる「午」の文字がラベルを飾っています。


見た目の迫力に負けない、龍勢らしい骨太な味わいをレビューしていきます。

テイスティングノート

味わい:大地を駆ける馬のような、厚みのある酸と旨味
グラスに注ぐと、落ち着いた色合い。口に含むと、軟弱な甘さではない、芯の通った味わいが広がります。


* ファーストインパクト: 龍勢の真骨頂である厚みのある酸味と甘味がドシリと響きます。薄っぺらさがなく、非常に立体的です。


* フレーバー: 重厚かと思いきや、鼻に抜ける香りは意外にも**「りんご感」**。完熟した赤リンゴのような果実味が、酸味の中に華やかさを添えています。


* 余韻: 最後は苦味の余韻と、しっかりとしたアルコール感が全体を締めくくり、キレ良く消えていきます。


フルーティーな入り口から、最後は食中酒としての矜持を見せる。甘みに逃げない、飲みごたえのある一本です。

スペック詳細

今回頂いたボトルのデータはこちらです。

銘柄名:龍勢 干支ラベル -午-
酒蔵:藤井酒造(広島県)
アルコール分:15度
ラベルアート:Calligraphy art by 舞書家 chad.
原材料:米(国産)、米麹(国産米)

このお酒の「ここ」が凄い!深掘り解説

単なる「縁起物」で終わらせない、中身と外見のこだわりを解説します。


1. 酒蔵について:藤井酒造
* 所在地: 広島県竹原市(安芸の小京都)
* 創業: 1863年(文久3年)
* 代表銘柄: 「龍勢(りゅうせい)」、「夜の帝王」
「全量純米蔵」として知られ、伝統的な「生酛(きもと)」や「山廃」造りに定評がある硬派な蔵元です。
藤井酒造の哲学は**「完全発酵」**。お米の糖分を酵母が食べ尽くすまで発酵させることで、甘みを残さず、厚みのある酸とキレを生み出します。今回のテイスティングで感じた「厚みのある酸」は、まさにこの哲学の結晶です。


2. 2026年の干支「午(うま)」と舞書家 chad.
ラベルのアートワークを手がけたのは、音楽に合わせて書を描くパフォーマンスで知られる**「舞書家(Dance Calligrapher) chad.」**氏。
2026年の干支である「午」の文字が、まるで荒野を駆け抜ける馬のように力強く、かつ優雅に描かれています。
「午」は陽の気が極まる縁起の良い干支。このラベルを見ながら飲むだけで、今年一年を力強く駆け抜けられそうなパワーをもらえます。


3. 広島酒ならではの「軟水醸造」
広島の水は軟水が多く、発酵が進みにくいと言われます。しかし、広島の杜氏たちはその軟水を巧みに操り、ゆっくりと発酵させることで、きめ細かくふくよかな酒を造り上げてきました。
龍勢の持つ「厚み」と「りんごのような香り」のバランスは、広島伝統の軟水醸造技術の賜物と言えるでしょう。

まとめ:どんな料理に合う?

「厚みのある酸」と「苦味のキレ」は、お正月料理の濃い味付けや、広島の名産品と相性抜群です。
* おせち料理(甘辛い「ごまめ」や「昆布巻き」の味を切ってくれます)
* 牡蠣の土手鍋(広島といえば!味噌味に負けない腰の強さがあります)
* 豚の角煮
* ぶりの照り焼き


〜おすすめの飲み方〜
冷酒でも美味しいですが、龍勢の本領発揮は**「お燗(ぬる燗〜上燗)」**です。
温めることで「りんご感」が「焼きリンゴ」のような芳ばしさに変わり、酸味がよりまろやかに膨らみます。お正月の寒い夜、ぜひ温めて楽しんでみてください。

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